発達障害の脳の中で何が起こっているのですか?

脳の神経細胞の間のシナプスに異常が起こっています。

発達障害は、シナプス症です。人間の脳の中には数百億もの神経細胞が詰まっています。この神経細胞はシナプスという接合部分を介して複雑なネットワークを作ります。このネットワークがあるから、人間はは考えたり、感じたり、体を動かしたりすることが出来るのです。

脳の中をネットワークがうまく形成されて、シナプス間の情報伝達が滑らかに行われていれば脳の働きはうまく働きますが、逆に言えば、神経細胞のネットワークが上手く作られず(シナプスの形成不全)、神経細胞間の伝達がギクシャク(シナプス形成不全)していれば、脳の働きは低下するのです。

その結果、知的能力の低下や、コミュニケーション障害や多動などの行動障害が起こるのです。

これらの障害が発生する脳の責任部位は単一ではなく幾つかの部分が複合的に関わっていますが、詳細の説明は別項で行う予定です。

 

参考文献

  1. 平岩幹男:発達障害 子どもを診る医師に知っておいてほしいこと、金原出版株式会社、2019
  2. 東京小児療育病院 医療スタッフ: 発達障害の理解と治療・支援. 東京、東京小児療育病院、2015
  3. 州鎌盛一: 乳幼児の発達障害診療マニュアル 健診の診かた・発達の促しかた、医学書院、2013
  4. 黒木春郎: プライマリケアで診る発達障害、中外医学社、2016
  5. 平岩幹男編: データで読み解く発達障害、中山書店、2016

 

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