発達障害の治療に、かならず薬が必要ですか?

状況によって違います。

発達障害には、様々な状態があります。ですから、すべての発達障害の治療にお薬が必要であるというわけではありません。環境調整や適切な関わりなどの療育を行う事で、お子さんの状態が安定したりその他の生物化学的な治療を行う事で困りごとが減っていく事があります。薬物療法は、お子さんの状態によって必要な場合は選択を行う事が良いと考えられます。
現状すでに薬物療法を始められているお子さんの場合は、急激にお薬をやめる事や自己判断でお薬の調整をすることは非常に危険ですので、必ず主治医にお薬に関して相談してください。

 

参考文献

  1. 平岩幹男:発達障害 子どもを診る医師に知っておいてほしいこと、金原出版株式会社、2019
  2. 東京小児療育病院 医療スタッフ: 発達障害の理解と治療・支援. 東京、東京小児療育病院、2015
  3. 州鎌盛一: 乳幼児の発達障害診療マニュアル 健診の診かた・発達の促しかた、医学書院、2013
  4. 黒木春郎: プライマリケアで診る発達障害、中外医学社、2016
  5. 藤原武男,高松育子. 自閉症の環境要因. 保健医療科学 2010 Vol.59 No.4 p.330 -337.
  6. 発達障害の謎を解く, 鷲見 聡, 日経評論社, 2015
  7. データで読み解く発達障害、平岩幹男編、データで読み解く発達障害、中山書店、2016’
  8. 発達障害の原因と発症メカニズム 脳神経科学からみた予防・治療・療育の可能性、黒田洋一郎、木村-黒田純子、河出書房新社、2014
  9. James B. Adams. Summary of Dietary, Nutritional, and Medical Treatments for Autism – based on over 150 published research studies. 2013ver
  10. William Shaw.Biological Treatments for Autism & PDD. GPL 2008
  11. 柏崎良子、発達障害の治療の試み、株式会社ヨーゼフ 2014
  12. 大森隆史、発達障害を治す、幻冬社、2014

 

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注意事項

発達障害の治療に関しての様々な情報がインターネットなどで散見されます。その中には、極端や食事療法や薬剤の使用等などもあります。現在、発達支援外来で行っている生化学的治療は、患者個人に合わせたサプリメントの調整や、生活全体に対しての包括的な指導を行うことで、その治療効果を得ています。ですから、生化学的治療を行う場合は必ず専門家の指示に従ってください。

自己流での治療や、医療関係者以外が提供する治療を行った場合は効果がないばかりか逆に有害事象が発生する危険性もありますので注意が必要です。また、ご自分のお子さんのことなどで、疑問に思うことはかかりつけの医師にご相談ください。