院長コラム 148 2023 5 19#外食への考察
#外食への考察
当院では、発達障害の治療の一つに食事療法を導入しています。詳細はこの動画をご覧ください。
脳と心と体の整え方#017発達障害への食事療法
ただ外食をする場合、食事療法のルールをすべて守るのは難しいです。
外食は家族のイベントとして楽しむことや、家事を楽にすることができるので、
上手に利用すると日常生活が豊かになると私は考えています。
ここでは、外食時に最低限気を付けるべきポイントをお伝えします。
外食時の食事療法のポイント:
1.小麦や乳製品を使っていないメニューを選ぶこと
当院では、小麦や乳製品を避けた食事(GFCF食)を推奨しています。ただし、醤油などの調味料に使われている小麦は気にする必要はありません。最近では、GFCF対応メニューやアレルギー対応メニューのあるレストランも増えてきていますので、そのようなお店を調べておくと良いでしょう。
2.マグロやカツオなどの大型回遊魚は避けること
これは、有機水銀の汚染を防ぐためです。ただし、鰹節でとった出汁を使った料理は問題ありません。
3.アレルギー検査で陽性の食材は避けること
アレルギー検査で即時型のアレルギー反応が出る食材は食べないようにしてください。
それらの食材は重篤なアレルギー反応を引き起こす可能性があるためです。
遅延型の食物アレルギー検査で陽性だった食材については、たまの外食で摂っても問題ありません。
上記の3つのポイントに気を付けて、外食を楽しんでください。
また、当院ではGFCF食が必要なリーキーガット症候群の有無を予測するゾヌリン検査を4月から開始しています。興味がある方はお気軽にお問い合わせください。
それではまた次回。
ご相談、お問い合わせはこちらまで
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発達障害の内科的治療の手引
https://www.amazon.co.jp/dp/4904198085/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_CKY9ZZ4RDQPZ5M1TMQWZ
本の紹介動画です。ご興味あればご覧ください。
引用・転載禁止のお願い
統合的発達支援システム; Integrative Development Support System: gyousei IDeSS(アイデス)の章は全て引用・転載を禁止致します。
治療法に関しては、まだ議論中のものもあり、無用意な引用・転載に伴い文章の意図が変わる可能性があるので引用・転載は禁止といたします。
またこのアイデスは、池田が個人的に使用しているシステム名であり、現在システムの内容も構築中であるので、勝手にこのアイデスの呼称を使わないでください。
注意事項 免責事項
様々な情報がインターネットなどで散見されます。その中には、極端な食事療法や薬剤の使用等などもあります。長男に施した、生化学的治療は、患者個人に合わせたサプリメントを始めとした調整や、生活全体に対して包括的に指導を行う必要があります。生化学的治療を行う場合は必ず専門家の指示にしたがって治療を行ってください。
現在紹介している治療内容等は、掲載時の知見に基づいているものです。今後治療内向の変更等がある場合があることをご了承ください。自己流での治療や、医療関係者以外が提供する治療を行った場合は、効果がないばかりか逆に、危険な有害事象が発生することがありますので注意が必要です。また、自分のお子さんのことなどで、疑問に思うことはかかりつけの医師にご相談ください。