院長コラム 204: 2023 9 19#中学受験は是でもあり日でもある話
#中学受験は是でもあり非でもある話
夏休みが明けて中学受験の模擬テストが始まる時期になってきました。
本番まであと4ヶ月程度なので、クリニック近くの中学受験用の塾も少しずつ熱を帯びるようになってきています。
小学生の中学年以上のお子さんの外来になると、中学受験の話が出ることがあります。
親御さんも、お子さんの将来を考えてお子さんにあった教育環境を考えた上で中学受験も選択肢に入れるといった感じです。
最近は、全体的に中学受験をするお子さんが増えているそうです。
また学校側もいろいろと学校ごとに教育に特色を打ち出しているようです。
自由な校風から伝統を重んじる校風までさまざまなものがあり以前のように、大学受験一辺倒といった感じではない印象を受けています。
中学受験を受けた方が良いかどうかというような質問を外来でよく出ます。
基本的に私の回答は、下記のようなものです。
「お子さんが望むならチャレンジしても良いでしょう。ただ、まずはお子さんと気になる学校見学に行ってみてから考えてください。」
基本的に、親御さんの視点とお子さんの視点は全く違います。そのため、親御さんの希望だけで中学受験を行うことはお子さんに大きなストレスのもとになりますし、仮に合格したとしても本人と相性が合わない学校の場合は、お子さんにとってより大きなストレスになります。
また、お子さんの特性によっては受験に不向きな場合もあり、その辺を無視して無理に受験をすることは当院では、おすすめしていません。なぜなら、あくまで中学受験は小学校高学年の状況を反映しているだけで、その後のことは不確定だからです。 つまり、中学受験を突破したとしても、お子さんの将来が安泰というわけではないのです。
大切なのは、お子さんが成長した時に、自分の居心地の良い環境で自分のやりたい事(仕事等含めて)をできるように脳と心と体を整えていくことだと私は考えています。焦ることなく、その時点、その時点でお子さんにとって良い環境をご家族と共に考えていきたいです。。
もちろん、お子さんに明確なビジョンがありそれに向けて中学受験が必要な場合は、止める必要は全くありませんので、そのような場合は外来で積極的に応援させてもらっています。
このあたりの判断は、さまざまな状況を考えて臨機応変に対応する必要がある領域なので明確な回答はないので、常に考え続ける必要のある問題です。
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様々な情報がインターネットなどで散見されます。その中には、極端な食事療法や薬剤の使用等などもあります。長男に施した、生化学的治療は、患者個人に合わせたサプリメントを始めとした調整や、生活全体に対して包括的に指導を行う必要があります。生化学的治療を行う場合は必ず専門家の指示にしたがって治療を行ってください。
現在紹介している治療内容等は、掲載時の知見に基づいているものです。今後治療内向の変更等がある場合があることをご了承ください。自己流での治療や、医療関係者以外が提供する治療を行った場合は、効果がないばかりか有害事象が発生することがありますので注意が必要です。