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院長コラム 115  2023 2 8: #夫婦関係の話(男女の視点のズレとコミュニケーションのズレの話)

[2023.02.08]

#夫婦関係の話(男女の視点のズレとコミュニケーションのズレの話)

 

先日のリエゾンのドラマの第3話をみていていくつか感じることがありました。                     その一つは夫婦関係のことです。

 

作中で、のぞみちゃんのご両親が出てきます。このご両親の間では、のぞみちゃんへの態度に温度差があるように描かれています。端的に言えば、お母さんの方が熱心でお父さんの方が呑気に構えています。

その結果、お母さんが過剰に自罰的になっていきます。(この関係性は、状況によって変わりますので、お父さんが過剰に自罰的になることもあります。)

この状況は、ドラマだけではなく珍しい事ではありません。私たち夫婦も全く同じで、今も妻に良く怒られておりますので、ドラマでの夫婦のやり取りを見たら冷や汗が出てきました。

なぜこのような現状が発生するかというと、お互いに心理的バランスを取ろうとしていることも一因ですが、男女間での感じ方の違いから発生するものと自分は考えています。基本的に、お母さんもお父さんもお子さんのことを第一に考えていることは間違いありません。この点を忘れないでおいてください。ここを忘れると夫婦間の溝がさらに広がりますから。

お母さんは、お子さんの身体以外の周囲との人間関係を含めた発達などのソフト面などに注目しやすいです。反対にお父さんは、お子さんが生きていくための外部環境を整えるなどのハード面に注目しやすい傾向があります。どちらも注目する点が違うだけで、基本的にはお子さんの事を見ていることには変わりはありません。

しかし、この注目する視点のズレが夫婦間のコミュニケーションのズレに繋がる危険性があります。無理にお互いの視点を理解する必要はありませんが、お互いに視点のズレがあることだけを認識するようにしてもらいたいものです。お互いのストレスはなくなる事は決してないと思いますが、少しはストレスが減ると思いますので。

それではまた次回。

追記

過剰に自罰的になっても、お相手(夫や妻)は気づかないか無視する事が多いですので、自分を追い詰めることは、精神衛生上よくありません。辛い時は、周囲に助けを求めてください。(特に第3者へ助けを求めるのをお勧めします。)

それではまた次回

脳と心と体の整え方#026リエゾン-こどものこころ診療所-ドラマの3つの魅力

 

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本の紹介動画です。ご興味あればご覧ください。

 

 

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様々な情報がインターネットなどで散見されます。その中には、極端な食事療法や薬剤の使用等などもあります。長男に施した、生化学的治療は、患者個人に合わせたサプリメントを始めとした調整や、生活全体に対して包括的に指導を行う必要があります。生化学的治療を行う場合は必ず専門家の指示にしたがって治療を行ってください。

現在紹介している治療内容等は、掲載時の知見に基づいているものです。今後治療内向の変更等がある場合があることをご了承ください。自己流での治療や、医療関係者以外が提供する治療を行った場合は、効果がないばかりか逆に、危険な有害事象が発生することがありますので注意が必要です。また、自分のお子さんのことなどで、疑問に思うことはかかりつけの医師にご相談ください。

 

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