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院長コラム 145  2023 5 6#家族旅行に関しての考察

[2023.05.06]

#旅行に関しての考察

 

そろそろ新型コロナ感染症が5類へと移行しするので、このGWでお子さんと旅行される方も増え始めたと感じますので、発達障害のあるお子さんとの家族旅行に関しての考察をしていこうと考えました。

 

家族旅行は、日常的な生活から離れて非日常を体験したり今まで考えもつかなかった事を思いついたり、家族の大切な思い出になり家族の絆を強めたりさまざまな効能があると思います。

ただどうしても通常の生活リズムと崩れることがあるため事前の準備が大切だと思います。

何らかの感覚過敏(聴覚、視覚、嗅覚等)がある場合は、移動手段(自家用車、バス、電車、飛行機等)の選択や移動中の対応(イヤーマフ、ノイズキャンセリングイヤホン、サングラス等)準備が必要です。

偏食があるようなら、旅行先での食事の準備も検討しなければなりません。最近は旅先でお子さんのアレルギー対応食など細かな食事の対応をできる宿泊機関が増えております。しかし、それだけでは限界があると思いますのでお子さんが食べられる食材などを持参おいた方が無難です。

睡眠に関しても、環境の違いから睡眠リズムが崩れることがあるので対応(お気に入りのパジャマや寝具、入眠ルーチンの徹底)等もが必要かと思います。海外旅行などの時差ぼけ関連ならば、メラトニン製剤などの力も借りる必要があるかもしれません。

行動面に関しても対応が必要だと思います。できるだけ安全性が担保された場所で過ごすことをおすすめします。ですから、最初はホテル内だけで完結するようなところが良いかもしれません。もちろん、観光地巡りなどの移動に問題のないお子さんがの場合はこの限りではありません。

ある程度、大きなお子さんなら旅行の計画段階から参加してもらうことで実行能力を向上させるトレーニングになりますので参加してもらう事をお勧めします。

最後に、これが一番大切な事ですが、家族旅行は基本的にトライアンドエラーの繰り返しだと自分は考えております。

1、家族旅行で失敗があっても落ち込まないこと

2、最初から長期間の旅行は避けて日帰り旅行から始めてみること

上記2点に気を付ける事をお勧めします。

 

今後、お子さんたちと楽しい家族旅行ができるような情報が見つけたら皆さんにご提供させていただ区予定です。

 

それではまた次回。

 

ご相談、お問い合わせはこちらまで

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本の紹介動画です。ご興味あればご覧ください。

 

引用・転載禁止のお願い

統合的発達支援システム; Integrative Development Support System: gyousei IDeSS(アイデス)の章は全て引用・転載を禁止致します。

治療法に関しては、まだ議論中のものもあり、無用意な引用・転載に伴い文章の意図が変わる可能性があるので引用・転載は禁止といたします。

またこのアイデスは、池田が個人的に使用しているシステム名であり、現在システムの内容も構築中であるので、勝手にこのアイデスの呼称を使わないでください。

 

注意事項 免責事項

様々な情報がインターネットなどで散見されます。その中には、極端な食事療法や薬剤の使用等などもあります。長男に施した、生化学的治療は、患者個人に合わせたサプリメントを始めとした調整や、生活全体に対して包括的に指導を行う必要があります。生化学的治療を行う場合は必ず専門家の指示にしたがって治療を行ってください。

現在紹介している治療内容等は、掲載時の知見に基づいているものです。今後治療内向の変更等がある場合があることをご了承ください。自己流での治療や、医療関係者以外が提供する治療を行った場合は、効果がないばかりか逆に、危険な有害事象が発生することがありますので注意が必要です。また、自分のお子さんのことなどで、疑問に思うことはかかりつけの医師にご相談ください。

 

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