メニュー

#統合的発達サポートシステム Integrative Development Support System: IDSS(アイデス)その1

[2022.02.28]

皆様、こんにちは

アイデス・クリニック院長の池田勝紀です。

アイデス・クリニックは発達障害のお子さんとご家族のクリニックです。

このコラムを通じて、当院の名前の由来となったアイデスのことに関して

ご紹介させてよろしくお願いします。

 

#統合的発達サポートシステム
Integrative Development Support System: IDSS(アイデス)その1

21世紀に入ってから、自閉スペクトラム症: ASDや注意欠如多動性障害: ADHDなどの発達障害は急激に増えています。20世紀の中盤ごろには珍しい病気と言いわれていましたが、今では子供の10人に1人は発達障害の可能性があると言われています。この割合は、小児喘息やアトピー性皮膚炎と同じような割合であり、もはや珍しい病気ではなく私たち医療者がよく外来で遭遇するCommon Disease(一般的な疾患)のひとつとなりつつあります。

私は、自分の長男が発達障害であったことから長男と向き合い発達障害の研究を進めるうちに、様々ことを学び考えるようになりました。当然、現在、自分の外来で行なっている発達障害への生化学的治療法もそのひとつですが、多くのお子さんや親御さんと触れ合ってくる中で、発達障害の支援は、薬剤や治療などの医療的支援や、療育などの教育的支援だけや、就労支援などの社会的支援などそれぞれを単発的に行う支援だけでは不十分であることを深く感じるようになりました。

そこで、これらの支援に加えてアプリなどを使用したテクノロジー的支援を統合的に行い発達を伸ばしていく仕組みを統合的発達サポートシステム(通称アイデス)と名付けて、この実践の場として、2018年にアイデス・クリニックと「児童発達支援・放課後等デイサービス キッズプレイスたかなわだい」を開設運営しています。

このコラムのシリーズでは、発達障害に対してアイデスを用いた取り組みを説明して行きますのでよろしくお願いします。

引用・転載禁止のお願い

統合的発達支援システム; Integrative Development Support System: gyousei IDeSS(アイデス)(仮)の章は全て引用・転載を禁止致します。

治療法に関しては、まだ議論中のものもあり、無用意な引用・転載に伴い文章の意図が変わる可能性があるので引用・転載は禁止といたします。

またこのアイデスは、池田が個人的に使用しているシステム名であり、現在システムの内容も構築中であるので、勝手にこのアイデスの呼称を使わないでください。

注意事項 免責事項

様々な情報がインターネットなどで散見されます。その中には、極端な食事療法や薬剤の使用等などもあります。長男に施した、生化学的治療は、患者個人に合わせたサプリメントを始めとした調整や、生活全体に対して包括的に指導を行う必要があります。生化学的治療を行う場合は必ず専門家の指示にしたがって治療を行ってください。

現在紹介している治療内容等は、掲載時の知見に基づいているものです。今後治療内向の変更等がある場合があることをご了承ください。自己流での治療や、医療関係者以外が提供する治療を行った場合は、効果がないばかりか逆に、危険な有害事象が発生することがありますので注意が必要です。また、自分のお子さんのことなどで、疑問に思うことはかかりつけの医師にご相談ください。

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME