院長コラム 18 2022 6 29 #発達障害と栄養療法の話
#発達障害と栄養療法の話
近年、インタネット上で発達障害へ関する栄養療法の情報を簡単に知ることができるようになりました。
その情報源としては、Adams先生のような医学的な論文から個人ブログの体験談など様々なものがありまさに玉石混交の状態です。当院でも、発達障害のお子さんに対してサプリメントを用いた栄養療法を行っており、発達障害のお子さんへの栄養療法は十分な効果があることは認識して栄養療法を行っております。
栄養療法で非常に大切なことは、個人に合わせた栄養療法の内容を構築することです。
そのためには、問診や診察、様々な検査が必須です。それらの診療や検査から最適な栄養療法を栄養療法を開始したのちにも、状態に合わせて細かな調整が必要となります。
栄養療法で大切な3要素は
- 適切な栄養素を
- 適切な量で
- 適切なタイミングで
与えるかということです。
また、偏食や感覚過敏のあるお子さんの場合指定されたサプリメントを飲むのが難しい場合もあり、サプリメントの飲ませ方の工夫なども大切になってきます。
それと並行して療育やお子さんへの関わり方が、とても大切になってきますので
単に栄養療法だけでなく総合的に発達障害の治療を行う必要があります。
また、栄養療法の効果が出るにも、ある程度栄養が体に満ちてからですのですぐには効果が出ないこともご理解ください。
このへんのことは、アイデス・クリニックチャンネルでお話ししておりますので、ご興味がある方はご覧ください。
ですから、単純に「ーーサプリメントや栄養素で発達障害が劇的に改善!!」とかのインターネットや書籍等の記事には注意が必要です。
動画U R L
マリヤ・クリニックの柏崎先生方との共著が出版されました。
当院での治療理論のもとの一つの本です。
引用・転載禁止のお願い
統合的発達支援システム; Integrative Development Support System: gyousei IDeSS(アイデス)の章は全て引用・転載を禁止致します。
治療法に関しては、まだ議論中のものもあり、無用意な引用・転載に伴い文章の意図が変わる可能性があるので引用・転載は禁止といたします。
またこのアイデスは、池田が個人的に使用しているシステム名であり、現在システムの内容も構築中であるので、勝手にこのアイデスの呼称を使わないでください。
注意事項 免責事項
様々な情報がインターネットなどで散見されます。その中には、極端な食事療法や薬剤の使用等などもあります。長男に施した、生化学的治療は、患者個人に合わせたサプリメントを始めとした調整や、生活全体に対して包括的に指導を行う必要があります。生化学的治療を行う場合は必ず専門家の指示にしたがって治療を行ってください。
現在紹介している治療内容等は、掲載時の知見に基づいているものです。今後治療内向の変更等がある場合があることをご了承ください。自己流での治療や、医療関係者以外が提供する治療を行った場合は、効果がないばかりか逆に、危険な有害事象が発生することがありますので注意が必要です。また、自分のお子さんのことなどで、疑問に思うことはかかりつけの医師にご相談ください。