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院長コラム 15 2022 6 12 #脳と心と体の整え方#004 発達障害/神経発達症とは?

[2022.06.14]

#脳と心と体の整え方#004 発達障害/神経発達症とは?

アイデス・クリニックチャンネルで、発達障害への基本的な定義とその分類をお話しています。

動画で使用したスライドのPDFです。

発達障害はまだ新しい概念であり、色々と定義や分類が変わってきています。

米国精神医学会が発達障害/神経発達症への定義や分類を行っており、この定義や分類を参考にされることが多いです。現在は米国では発達障害から神経発達症という呼び名へ変わっています。この変化が数年後に日本国内で普通に使われると思いますが、まだ過渡期のため国内の分類と米国の分類が混在している状態です。

当コラムでは、発達障害/神経発達症は便宜上、発達障害で統一していきます。

 

発達障害:

国内でよく使われている分類

①知的障害/知的能力障害群: ID

②自閉スペクトラム障害: ASD

③注意欠如・多動症: ADHD

④限局性学習障害: SLD

この他にもありますが、国内では上記の4つが主に使われます。

 

神経発達症

米国で使われている分類です。今後この分類が国内での主流になると思われますが、元々国内の行政的分類が、以前米国精神医学会が制定したDSM-Ⅳを元に作られているため、もうしばらくこちらの分類がメジャーになるのは時間がかかると思います。

DSM-5分類

①知的能力障害群

②コミュニケーション症群/コミュニケーション障害群: ID

③自閉スペクトラム症/自閉スペクトラム障害: ASD

④注意欠如・多動症/注意欠如・多動性障害: ADHD

⑤限局性学習症/限局性学習障害: SLD

⑥運動症群/運動障害群

⑦他の神経発達症/他の神経発達障害群

 

様々な発達障害の分類がありますが、発達障害/神経発達症は脳の発達や働きの偏りから起きます。

その症状の出具合は、個々人によって違いますのできめ細やかな対応が必要になります。

このようなことを動画でお話ししています。

 

動画U R L

 

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またこのアイデスは、池田が個人的に使用しているシステム名であり、現在システムの内容も構築中であるので、勝手にこのアイデスの呼称を使わないでください。

 

注意事項 免責事項

様々な情報がインターネットなどで散見されます。その中には、極端な食事療法や薬剤の使用等などもあります。長男に施した、生化学的治療は、患者個人に合わせたサプリメントを始めとした調整や、生活全体に対して包括的に指導を行う必要があります。生化学的治療を行う場合は必ず専門家の指示にしたがって治療を行ってください。

現在紹介している治療内容等は、掲載時の知見に基づいているものです。今後治療内向の変更等がある場合があることをご了承ください。自己流での治療や、医療関係者以外が提供する治療を行った場合は、効果がないばかりか逆に、危険な有害事象が発生することがありますので注意が必要です。また、自分のお子さんのことなどで、疑問に思うことはかかりつけの医師にご相談ください。

 

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