メニュー

院長コラム 152 2023 5 29#複数の視点から見る大切さの話

[2023.05.29]

#複数の視点から見る大切さの話

当院の外来と併設施設のキッズプレイスたかなわだいにきている男の子との話です。

子供は、さまざまな場面や相手によってさまざまな行動や表情を見せます。

だから、ご家族からのお子さん情報だけでなく、キッズプレイスたかなわだいでの療育時の情報や学校の先生からの情報なども統合的に集めて子供の現状を把握する必要があります。

この男の子は、お母さん的には拘りの強さ以外にはあまり困り事はないようでしたが、学校や療育先などで集団行動が苦手で周囲とトラブルになることが多いとの報告を受けています。またそのトラブルの多さからも男の子自身の自尊心なども低下しているようでした。

診察室の男の子は、おとなしく診察を受けてくれているように見えますが、学校や療育先などで癇癪を起こすと手が付けられなくなるそうです。癇癪の発動条件とトラブルの内容を把握するため、親や学校、療育や習い事の情報を統合的に判断し、男の子の全体像を把握を現在の外来では行っています。

トラブルが起こらないように環境を調整しながら、この子にはSST(ソーシャルスキルトレーニング)やLST(ライフスキルトレーニング)を地道に行っていく予定です。

それではまた次回。

ご相談、お問い合わせはこちらまで

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

池田 勝紀 院長の独自取材記事

https://doctorsfile.jp/h/190381/df/1/

発達障害の内科的治療の手引

https://www.amazon.co.jp/dp/4904198085/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_CKY9ZZ4RDQPZ5M1TMQWZ

本の紹介動画です。ご興味あればご覧ください。

 

引用・転載禁止のお願い

統合的発達支援システム; Integrative Development Support System: gyousei IDeSS(アイデス)の章は全て引用・転載を禁止致します。

治療法に関しては、まだ議論中のものもあり、無用意な引用・転載に伴い文章の意図が変わる可能性があるので引用・転載は禁止といたします。

またこのアイデスは、池田が個人的に使用しているシステム名であり、現在システムの内容も構築中であるので、勝手にこのアイデスの呼称を使わないでください。

注意事項 免責事項

様々な情報がインターネットなどで散見されます。その中には、極端な食事療法や薬剤の使用等などもあります。長男に施した、生化学的治療は、患者個人に合わせたサプリメントを始めとした調整や、生活全体に対して包括的に指導を行う必要があります。生化学的治療を行う場合は必ず専門家の指示にしたがって治療を行ってください。

現在紹介している治療内容等は、掲載時の知見に基づいているものです。今後治療内向の変更等がある場合があることをご了承ください。自己流での治療や、医療関係者以外が提供する治療を行った場合は、効果がないばかりか逆に、危険な有害事象が発生することがありますので注意が必要です。また、自分のお子さんのことなどで、疑問に思うことはかかりつけの医師にご相談ください。

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME